面談前に知っておくと得をする3つのルール
【ルール①】10年後・20年後の理想像を描く
一番大事な事なので最初に言います。
残りの2つのルールは読み飛ばしてもいいですが、ここだけは真剣に読んでください。
何故、「10年後と20年後の理想像」がそんなに大事なのか?を説明します。
転職エージェントに登録すると、まずキャリアアドバイザーとの面談が設定されます。
この面談では今までやってきた仕事内容と、今後のキャリアプランを聞かれます。
大多数の人は、今後のキャリアプランを聞かれても答えられません。
「良いところがあれば・・・」ぐらいで終了です。
この展開だと、キャリアアドバイザーの取るべき行動はワンパターン。
過去の経歴から一番早く内定が貰えそうな企業を紹介します。
つまり、同業種でほぼ同じような職務となる。
キャリアアドバイザーにとっては、この対応で一丁上がりなわけです。
ところが、もしあなたが10年後・20年後の理想像を語ったとしたらどうなると思います?
キャリアアドバイザーは、その目標を実現させる為のキャリア設計に頭を捻ってくれます。
もしかしたら自分だけでは解決できずに、上司に相談してくるかもしれません。
そうなると、キャリアアドバイザーはあなたの事を非常に印象深く記憶に残す事となります。
転職エージェントに登録して成功する人というのは、アドバイザーを上手く使える人です。
1カ月で100人近くの転職希望者と向き合っているキャリアアドバイザーを、真剣にさせる状況を作り出せれば勝ちです。
10年後・20年後の理想像を伝える事は、その状態を作り出す為の最強の武器です。
【ルール②】転職エージェントは営利企業だと認識する
求人紹介・面談対策・退職手続き等、なんでも無料で相談にのってくれる転職エージェントはありがたい存在です。
でも、転職エージェントはボランティア団体ではありません。
民間の営利企業です。
転職エージェントの収益源は、企業側からのバックマージンで成り立っています。
そのビジネスモデルは、転職紹介に成功した場合のみ発生する成功報酬。
一般的に転職者の年収の3割ぐらいが相場。
年収600万円の人を紹介したら、転職エージェントの手数料は180万円です。
ここでミソとなるのは、成功報酬で手数料が入ってくるという事。
自社へ登録してくれた人が内定してくれないとビジネスにならないのです。
だから、転職エージェント側だって登録者をえこひいきします。
登録すれば、誰にでも均等にサービスを提供するわけではないのです。
転職エージェントのリソースは、自ずと高年収で優秀な人に集中していきます。
その為、特別なスキルがない人は、受け身の姿勢では駄目。
自ら積極的に転職エージェントを使い倒す勢いが必要です。
【ルール③】最低でも3社のエージェントに登録する
転職活動はエネルギーを必要とします。
成功パターンを見ていると、初期段階で圧倒的な情報収集をした人が成功しています。
それなのに、転職エージェントから紹介してもらえる案件は5~7件程度です。
これは転職エージェント側で絞り込んでくれた結果ではあるのですが・・・
初期段階では、もっと大量の求人情報をチェックして、勘どころを養う事も大切です。
だからといって当てもなくハローワークや求人サイトでネットサーフィンしても意味がありません。
厳選された求人情報に数多く接する必要があるのです。
目的は求人情報から業界動向や市場ニーズを読み取る事だから。
それを実現するには、転職エージェントの複数掛けもちです。
最低でも3社には登録しましょう。
しかも同時期に。
そうすれば求人情報も3倍だし、アドバイスも3倍です。
【参考情報】