転職に失敗したからこそ分かった事

100%満足のいく転職などない。
それは分かっていても・・・

  • 入社前に聞いていた仕事と違う
  • 社内の人間関係が最悪過ぎる
  • 職場に全然馴染めない

転職に失敗すると、後悔とこの先の不安感から出社拒否に陥る。
それでも短期間で何度も転職を繰り返すわけにもいかず、途方に暮れてしまう人が多いようです。
今回はそのような人へ今後のアドバイスをします。

そもそも何の為に働いているの?

悩むサラリーマン

「何のために働いているの?」と聞かれて、ズバッと回答できる人は少ない。
それは仕事を通じて世間に貢献できているという実感を得られていないからでしょう。
貢献度を実感できなければ、残るは「お金の為に働いている」となってしまうので言葉に詰まってしまうのです。

太古の昔、人間の労働は狩猟活動のみでした。森の中に入って鹿やイノシシを捕まえて食べるというとてもシンプルな生存欲求。
捕まえた獲物は部族に持ち帰り平等に分配されるルール。それでも狩猟で活躍した者はコミュニティの中で英雄として扱われる事で心が満たされてました。

この当時の狩猟(仕事)のように、獲物(お金)を独占できなくても貢献度(やりがい)が明確であれば人間社会はそれでうまく回るのです。
冷凍保存技術もなければ獲物を貨幣価値に換算して蓄財するという事も出来なかったからこその幸福感なのかもしれない。
それでも、人の役立つ事が自分の幸せ(=やりがい)につながるというシンプルな考え方に間違いありません。

できるだけ多くではなく、最低限の収入を決める

インテリジェンスが高い人ほど、「収入」と「社会貢献度」のバランスに悩まされているようなので、考え方を整理します。

①現在の生活コストを把握する
②将来予想しうる追加の生活コストを見積もる
③妥協ラインを決める

この作業のポイントは、将来の追加コストをどれ程に見積もるかという点。
漠然とした将来不安だけを抱えていると、少しでも収入の良い会社に転職するという短絡的思考に陥ってしまいます。
冷静にシュミレーションして、自分なりの落としどころを探ってみましょう。

年収アップではなく年収ダウンも受け入れる余地があると分かれば、職業の選択肢はそれだけ増えます。
断捨離やミニマリストという生活スタイルがちょっとしたトレンドになっているのも、合理的な理由がありそうです。

シンプルに生きる

シンプルに生きる為には、何かを買う時に自分の心に質問すると良いです。

ファミレスで食事をした後のデザート、それ本当に必要?
コンビニで何気なく買うコーヒー、それ本当に必要?
有名ブランドのバッグ、それ本当に必要?
持ち家、それ本当に必要?

あまりケチケチし過ぎると、つまらない人になってしまいそうですね。
でも消費行動で他人と差別化する時代はもうお仕舞。

これからはいかにカッコイイ人生(ライフスタイル)を送れるかが勝負。
その根幹は仕事でしょ。
仕事が充実していなければカッコ悪いし、幸福感は程遠い。
カッコイイ仕事をする為に、消費活動はシンプルにする。

もしカッコイイ仕事をした上にお金もたくさん貰えるようになったら、カッコイイお金の使い方をする。
我慢した後で手に入れた経済的自由は格別です。

次の転職は年収を考慮しない

ここまで読んでいただけた人はもう既にお気づきだと思いますが、次の転職先は年収を考慮しないで候補先を選びましょう。
求人情報を見る時は、年収じゃなくて純粋に仕事内容だけで判断すること。

最初は難しいかもしれません。
求人募集欄には必ず月収〇〇万円以上~と記載されています。
でもあえて無視する。
特に高収入をアピールして採用しようとしている企業は最初から除外したほうが良いでしょう。

特別な能力がないのに高年収が貰えるという事は、何か無理しなければならないから。
倫理観を無視するとか、とにかく長時間労働を強いられる事が多々あります。
そのような企業で長年働くことは無理。

このポイントを押さえて次の仕事探しを始めてみましょう。

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